Yutaka Nakagoshi originally shared:
2/11に行った北関東そばドライブの2軒目は粗碾きの名店、那須塩原市の胡桃亭。
先月、兄弟子に当たる岐阜市の胡蝶庵 仙波を訪問したのでその味を忘れないうちに胡桃亭の味を再確認したかったのと、
修業先の吉照庵や日本料理ひら井のお話を確認したかったのだ。
頼んだのはいつもの蕎麦三昧のコース。
事前に手碾き田舎(要予約)を頼んでおいたのでコースのざる蕎麦を手碾き田舎蕎麦に変更してもらった。
まず、出て来たのは蕎麦がき。粗碾きの蕎麦がきでもちもちとした食感が絶品。
先日胡蝶庵仙波で頂いた時はちょっと酢がきつかった記憶があったけどこちらのは丁度良い締め具合で美味しかった。
後で聞いたところ胡蝶庵仙波と同じ酢を使っているとのことだった。
普段はあまり甘いものは食べないのだがこの蕎麦田楽はとってもイケる。
これはここでしか食べられない一品。
その次は出汁巻き玉子。あくまでも出汁中心で甘くなく思わず蕎麦前が欲しくなる一品だがクルマだったのでノンアルでガマン。
続いては天ぷら。サクサクに揚がっていて海老の尻尾までしっかり食べられる。
サービスだったのかいつもよりボリュームもしっかりあった気がした。
そしていよいよ手碾き田舎蕎麦。蕎麦は一昨年産の寝かしたものを手碾きしたとのこと。
超粗碾きで蕎麦の旨みが凝縮されている。これを食べられる幸せ。
どこかで見かけたなと思ったら供されたざるは胡蝶庵仙波と同じものを使っているそうな。
ざるに限らず皿なども同じものを使っているとのことだった。
コースの最後は水菓子なのだが、嬉しいことにその前にかけ蕎麦をサービスで出してくれた。
ここのかけ蕎麦は透明感のある出汁が絶品で粗碾きの濃厚な蕎麦にも負けないものなので追加してでも食べたい一品。
いやぁ、満足。いつ食べてもその完成度には驚かされる。
食べ終わってから、村上氏に修業時代の吉照庵のことや日本料理ひら井との関係、本むら庵との関係などの話が聞けてとっても充実した一日だった。
中休みにも拘わらずお話に付き合って頂いた村上さん、大変ありがとうございました。
いずれ、にこらや松琴亭にも伺ってみたいと思います。