群馬県みどり市笠懸町にある旧石器時代の遺跡。
岩宿地層観察ドーム
岩宿遺跡A地点
岩宿博物館では、土器を持たず、狩猟・採集の生活を営んでいたと考えられる日本最古の時代を、その研究の発端となった岩宿遺跡にちなんで「岩宿時代」と呼んでいます。
岩宿博物館とちびっこ広場
岩宿人の広場には、住居が復元されていて、マンモスの骨で作られた住居などが展示されています。
1946年に地元の考古学青年、相沢忠洋が旧石器時代の地層である関東ローム層の赤土の中から人工の石器を発見しました。
土器を使っていた縄文時代(世界史では新石器時代にあたる)の人々が日本の最初の住人だと考えていたからです。
この考古学・日本史の常識を覆し、日本にも世界史でいう旧石器時代段階に人々が生活していたことをはじめて明らかにしたのが、岩宿遺跡です。
一昔前までは、日本で最古の遺跡などと言われていました。
岩宿遺跡が発見されてからは、旧石器時代の存在が明らかになって、日本各地で旧石器時代の遺跡が発見されています。
岩宿遺跡発掘の数年後にはその発見に刺激を受け、日本全国で同じ時代の遺跡が発見されました。
1万年をはるかに溯る岩宿(旧石器・先土器)時代の存在は疑いないものとなりました。
歴史の勉強をしながら、一度は訪れたい施設です。
所在地: 〒379-2311 群馬県みどり市笠懸町阿左美1790番地1
時間: 営業中 ⋅ 閉店時間: 17:00
電話: 0277-76-1701
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